"Crescendo des Schicksals" (運命のクレッシェンド)

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[設定状況] パイパー戦闘団の突破と侵入を危険とみなしたアメリカ軍は、同月20日、第3機甲師団より3つのタスクフォース(TF)を編成して迎撃した そのうちの一つ、TF・ラヴレディは、同日午後3時ごろ、ビエステ付近で、パイパー戦闘団に対する増援と思しきコンボイと遭遇、乗用車1台、ハーフトラック5台、フンメル1台、牽引車3台(1台は、150mm砲、2台は、75mm対戦車砲を牽引していた)を撃破し、全滅させた (このコンボイが、おそらくSS第1装甲砲兵連隊第2大隊だと思われる)

1.全景

[コメント] 2014年10月頃作成。設定状況にあるように、マリア像への祈りも虚しく、これから全滅する部隊ということで、”Crescendo des Schicksals”(運命のクレッシェンド)という題名にしました。実はこの題名、知る人ぞ知る、今は無きAH社の”Squad Leader”の追加モジュール”Crescendo of Doom”のパチリです(^^。今回も、一部想像でして、12tハーフとキューベルヴァーゲンが、この部隊にいたかどうかはわかりません・・・(^^;

2.Sdkfz.8 DB10 12tハーフトラック (トランぺッター)

[コメント] この車輛、トランぺッターのキットで初めて知りました。手元には実車の写真はなく、ネットでも破壊された車輛が2,3枚あっただけで、何の根拠もなくパーツを追加しました。まず、フロント部分の吸気口?は、キットのままだと空いているだけなので、メッシュを付けました。キャタピラが余ったので、勝手にジャンクからフックのパーツを取り付けて予備履帯としてぶら下げました。車体内部の手すりもキットにはついてませんでしたが、荷物をぶら下げるために取り付けました。後は、内部の空いているスペースに「らしき」パーツを追加してます。塗装は、私的の定番のやりかたで、一旦、二色で迷彩塗装後に、わざと下地が見えるように水性塗料(今回は、グランプリホワイト)でムラムラに塗ってます

3.フンメル後期型 (ドラゴン)

[コメント] このキットの最大の欠点は、組説だと思います。オープントップ車輛は、内部のディティールが判り辛いんで、作例とか参照するわけですが、組説が判り辛いと一言も書いてないのは、どういうこっちゃと思いますが。どこが判り辛いかというと、砲の組み立て部分の図が、結局、最後にどういう形になればいいのか書いてなくて、完全に想像で作り上げました(--)。前面の予備転輪受けは、バーリンデンの物を使用しましたが、かなりサイズ調整が必要でした。後は、作例を参照にパーツを追加してます。

4.sFH18 15cm重榴弾砲 (ドラゴン)

[コメント] このキットの砲の部分は、前記のフンメル後期型と全く同じキットで、その部分は組説も全く同じです。全くの素組で、何の追加もしてません。リンバーの車輪の根元部分が、実車でも大丈夫かと思える細いんで、取り扱い注意です(^^;

5.キューベルヴァーゲン (タミヤ)

[コメント] 予備タイヤをバーリンデンのレジンに変更した以外は、素組です。

6.フィギュア

[コメント] タミヤ、ドラゴン、マスターボックス、ファインモールドのキットを改造して、一部、ホーネットのヘッドを使用。今回、初めて砲兵部隊ということで、兵科色の赤を使用しましたが、実際、こんな服でよかったのかな?ま、雰囲気で、ということで(^^;

7.マリア像とウサギ

[コメント] マリア像は、バーリンデン、ウサギは、MK35という初めて聞いたメーカーのレジンキットです。実は、マスターボックスのキットの中で手を合わせて息を吹きかけて暖を取っている兵士がいて、これは祈っているように出来ると思い、マリア像をディオラマに取り入れました。画像でご覧の通り、裏は全くモールドがなく、当初は、裏に木の板気が張ってあるという状態にして、立たせようとしてました。ところが、いざ配置してみると、平坦な所に像だけが立っているととても不自然。なので、急遽、崖を作って、雪に埋もれた状態にしました。その像を祈っている姿をベースの一番端位から、ウサギが見ているというイメージの予定だったんですが、崖を作ってしまったので、ウサギが乗る部分を作って、そこに乗せました。ウサギのキットを探していて、欧米人にとっては、ウサギは食べ物であるとあらためて実感しました。ウサギのキッと、存在するには存在しますが、ほぼ全部、死んだ状態で、生きている状態のキットで入手可能なのは、これだけでした・・・送料込みで\2,880也(T_T)

8.各部詳細

[コメント] ベースは、粘土にて作製。いつものことながら各車輌が泥に沈んでる感を出そうとしたが、ちょっと今回は、沈み過ぎかも(^^;。地面にフラットアース、崖の部分は完全に雪に覆われるのでブルー(雪って青味がかってるので)を下地に塗装。地面はその上にアクセントとして、ウッドブラウンで赤身を付けた後に、薄めたフラットブラック+若干のレッドブラウンでウォッシング後にニス塗り(学校教材用が安くて無臭でgood!でも最低2度塗りはした方が良さそう)。その後に雪を降らせる所にマットメディウムを塗って、茶こしで重曹を。乾いてから、泥との境目部分に先ほどの薄めたフラットブラック+若干のレッドブラウンを染み込ませて完了!その後に、車輛、フィギュアを配置して、馴染ませて完成です