「掃討」 

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[設定状況] ストーモンまで到達したパイパー戦闘団であったが、すべての敵を駆逐して進撃したわけではなかった。取り残されたアメリカ軍は頑強に抵抗を続け、ヴィルベルヴィントの戦車兵も銃を持ち、掃討にあたった。しかしやがてアメリカ軍の圧力によりパイパー戦闘団は包囲されていく・・・

1.全景

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[コメント] 2001年12月頃作成。大日本絵画「バルジの戦い」上巻P167のヴィルベルヴィントの砲塔内でMPを構える戦車兵の写真をヒントに作成しました。ベースは毎度のことながらベニヤ板と角材で縁を作成しバルサ材でさらに内枠を作成しました。今回からちょっとだけ変えたのが、ベース周辺の木目シール。今まで塩ビ製のものを使ってましたが、より薄い紙製のものを見つけたのでそれを使用。粘着力はそう変わりませんが、少しは扱い易いですね。

2.ベース細部

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[コメント] 1番目の画像は、ベースが完成したところです。建物は、バーリンデンのアルデンヌ地方の農家の廃墟。箱絵を見ると、門柱や屋根の上の丸い石が付いているのに、入ってません。???まぁ自分で作ればいいかということでエポキシパテで作製しています。ベースは紙粘土の上にダークアースを塗装後に、適当にシーナリーパウダーをふりかけ、必要部分に重曹を雪としてふりかけます。固定はすべて木工用ボンドです。雪解けの境目部分は、黒とダークアースを薄めたものを使用、濡れている部分はニスです。それにしてもレンガ造は塗装に時間がかかるんですよね・・・2番目に画像は裏か撮ったもので超手抜き。窓と戸は、3番目の画像で、EVERGREEN社の筋目の入ったシートで作ってみました。これは、自分的にはこれからも使えると思ってますが如何でしょう?この農家の塀部分の内側なんですが、実はレンガのモールドがなされていません。確かに見えにくいしなくてもいいような気がしますが、4番目の画像の向かって左側(画像では写ってませんけど)はモールドが無いと結構目立ちます。そこで、タミヤの情景シートのレンガ模様を貼り付けています。置いてある小物は、塀の前においてある車輪と電柱はタミヤ製、樽はすべてバーリンデン製、その他の桶や梯子、スコップなんかはAzimut製です。これを作っている時にわかったんですけど、最近HISTOREXというメーカーの同様の製品が出回ってますが、中身はAzimutと同じのようです。(ただし製品構成は違いますが)

3.ヴィルベルビント (タミヤ MM233)

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[コメント] いわゆる旧版です。車体下部はモーターライズのためにいっぱい穴が空いています。でも見えないので私は気にしません・・・(^^;・・・エディアルドのエッチングを使用してるんですが、対空砲部分のエッチングは照準器と小さな箱程度であとは、全部車体部分です。後部の予備砲身ケース部分以外は、他のIV号と変わらんでしょう。しかし、エッチングの説明通りに付けた予備砲身ケースの位置はこんな高さでええんやろか?・・・砲塔のエッジはかなり削り込みました。迷彩パターンですけど、最近、似たようなパターンばかりです(笑)。キャタピラは、新H型のベルト式のものを使おうとしたんですが短い。しようがないので、予備キャタにしか使っていなかったカステンを使用しました。案の定、指定された枚数より4枚くらい多く必要でした。旧H、幅が実際の縮尺より若干長いのは知ってますが、縦も長い?それとも車高が高いんでしょうかね?車体前部の予備キャタは、こういう取り付け方もあるということで・・・基本塗装完了後に、どうも寂しい気がしたので、砲塔にメッシュを取り付けてみました。意外と簡単にアクセントになるのでこれからも利用します・・・

4.Sdkfz250/1 Neu (グンゼ)

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[コメント] ショーモデリングのエッチングを一部使用しています。このモデル、キャタピラの組立が嫌になるほど面倒です。実車通りなんでしょうけど、模型としてはもう一工夫欲しいところです。(これは、グンゼ製品全般に言えるかも)塗装は得意の手抜きの冬季迷彩。右側面にかけてあるのはティッシュです。オープントップ車輌の場合、中にいろいろ置きたくなりますが、ノイはやっぱり狭いですね・・・

5.フィギュア

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[コメント] 当初、今まさに掃討している真っ只中とするつもりで、後ろの建物に突入しようとしている兵士など作っていました。しかし、どうもヴィルベルヴィントの砲塔の中で銃を構えている戦車兵とかなり違和感があったので、最初に作った6体はボツ(もちろん捨てたわけじゃありません。次回以降まわしです)というわけで、掃討が一段落している情景としました。(このため建物は単なる背景になってしまいました)フィギュアは14体と今まで作成したものの中で最高人数です。1番目の画像のフィギュアは、左の2人が、ドラゴンの「ポトー迎撃戦」右の一人がジャンクから作った戦車兵です。一番左の兵士は、キットではコルト・ガヴァメントを持っていますが、ワルサーP38に変更しています。(まぁ、どうでもいいような気がしますが)真中の兵士は、キットではMG42を担いでタバコを吸っているのですが、MP40を構えているように改造しています。2番目の画像はドラゴンの「ヴィーキング師団」で3体ともほぼストレートです。このキット、雑誌ではノイに合うとか書いてありましたが、とんでもないです。画像に写っている3体ともう1体、ドライバーが車体淵に腰掛けているフィギュアがあるんですが、一番右のフィギュアを載せるともう乗りません。Sdkfz.251ならなんとかなるかも。一番このキットの不満点は、ヘッドです。なんと4体とも全部同じ顔でしかもどうみても笑っているようにしか見えない表情なんです。これは手抜きじゃないかと思える程です。3番目の画像はドラゴンの「装甲擲弾兵(ハリコフ1943)」と右の2人がタミヤの「G.I.セット」からです。「装甲擲弾兵」の2人のアノラックについて、ドイツ軍軍装の生き字引であられるシュタイナーさんにお伺いしたところ、キットのアノラックは1942年型防寒具だそうで、ハリコフ戦で大損害を出してこの型のアノラックはそれ以降ほとんど残っていないそうです。それで、1943年型ならアルデンヌでも使用された可能性があるということで、頂いた画像を元に若干改造しています。でもあんましわかりませんね・・・(^^;・・・残る米兵2人は、歩いている姿を手を上げているように改造しています。組み立て後に気付いたんですが、この米兵2人の姿はちょっと不自然です。というのは、実際にやってみるとわかりますが、人間が手を上げた時に前腕が体に水平になるには、ものすごく意識的に手を上げないといけないわけです。この米兵達はこの後再手術(笑)。4番目の画像のフィギュアは、ドラゴンの「第352国民擲弾兵師団」です。左のコート姿の2人は歩いているのを突っ立っているように改造しています。ヘッドで気に入らないものは、ホーネット製に変更。塗装はドイツ軍は雑多なイメージで全員違う服装に。アメリカ軍は、タミヤのフィギュアの箱だけではよくわからない部分が多いので、手元にあるアメリカ軍軍装の資料を元にしましたが、色は、手元にある塗料の中で適当に似ていると自分が思った色で塗ったのでかなりいい加減かも・・・(^^;