「パンツァーファウスト」 パイパー

今回の作品を作成するきっかけをもらった煩悩立体系のponyaさんに感謝します。

各画像をクリックすると拡大画像が見られます

[設定状況] リニュービルの南側でアンブレーブの橋へ突進したパイパーの先頭部隊であったが、待ち伏せていたアメリカ第9機甲師団のシャーマンが先頭のパンターを撃破した。シャーマンが自分の車輌に砲塔を向けるのを見たパイパーは、ドライバーに後退するように命じた。引き続いて別のハーフトラックがやられる。パイパーは、自らパンツァーファウストを持ってこのシャーマンを仕留めるべく車外に飛び出した。しかしながら、このシャーマンは、別のパンターによって撃破されたのであった。

1.全景

2-2-06-1s 2-2-06-2s

[コメント] 99年1月頃作成。ベースは前作の「闇夜の前進」と同じようにベニヤ板と角材で縁を作成しバルサ材でさらに内枠を作成しました。今回は保存スペースからサイズを決定したので今まで最小サイズです。

2.ベース細部

2-2-06-6s 2-2-06-7s 2-2-06-5s

[コメント] 今回のベース表面は特別なことをしたわけではありません。ただ、クラッシュモデルで炎上しているシーンを作成するために上げ底状態にしています。まずは発泡スチロールの敷き詰めてその上にプラ板(なぜかぴったりサイズのものがあったため)を張りつけました。そして、ハノマークからの配線を引けるように穴を開けておき、エポキシパテで縁をまず固め、そしてアーチスタフォルモ(前から使ってる粘土)でキャタピラ跡や足跡などをつけて、後はタミヤパテ、木工用ボンドで麻紐をほぐした草を適当に配置しました。それから、鉄道模型用の素材(2〜3種類を適当に混合)を全面にまぶした上に、雪として重曹をふりかけました。そうするとどうしても、かかって欲しくないところまでかかってしまいますので、今度は、フラットアースで足跡などをリペイント。真ん中の画像の地面の上の物体は、バウマンから出ていたレジン製の壊れたドラム缶ですが、重曹をふりかけるとよく見ないと何だかわからなくなってしまいました。今回の目玉であるハノマークの炎上のためにベース裏に単5用の電池ボックスを配置し、後面に右のようなスイッチを付けています。

3.ハノマーク兵員輸送車251/1 D型 (タミヤ MM195)

2-2-06-3s 2-2-06-4s

[コメント] 今回で3回目のハノマークです。塗装は、得意の手抜き塗装です。下地はデカールを張る部分のみにダークイエローをスプレー。次に、わざとムラが出来るようにつや消し白で全面を塗装。エナメルのフラットブラックでウォッシングした後にダークイエローでドライブラシ。最後にフロントパネル周りと被弾跡まわりをススを付けるためにフラットブラックでエアーブラシしました。この時の大失敗は後述。今回はクラッシュモデルですが、工作としては、最小限のことしかしていません。まず、フロントパネルですが、最初から一体成形なので穴を開けて、フロントパネルを自作して開放状態にしました。フロントタイヤの片方はただ単にゆがんで付けただけです。前面の被弾跡は、ハンダゴテで開けました。あとは全く素組みです。そしてメインは、フロントに埋め込んだ豆球でしょう。当初、切れる心配のない発光ダイオードを埋める予定でした。しかし、3V、6V(その上では24Vとなりそうなるとバッテリが必要です)では非常に光量が少なく諦めました。豆球ですが、サランラップを赤く塗ったものを巻き付けて上に伸ばしています。煙は古典的な方法ですが、綿を薄めた黒の塗料に浸しておいて乾かしたものです。それを延ばしたサランラップを隠すように取り付けました。画像ではフラッシュが強すぎて発光が弱く見えますが、実際は結構光ってます。

4.フィギュア

2-2-06-8s 2-2-06-10s 2-2-06-11s 2-2-06-12s 2-2-06-13s 2-2-06-14s

[コメント] 一番左はもちろん?パイパーです。ドラゴンの「カンプグルッペ・パイパー」のUボートジャケットを着たのものをパンツァーファウストを持って走っている姿に改造しました。残りもタミヤ、ドラゴンを適当に組み合わせています。一番、苦労したのは、ハノマークから負傷兵を引っ張り出そうとしている兵士です。なかなか負傷兵の腕と手が合わず、しかもベースを作成して、足元の高さが変わってしまったのでますます合わなくなりました。というわけで、はっきり写してません。一番最後の画像の引きずられている兵士の頭は髪型は横山ノックをモデルしました(^^;。

5.今回の失敗&ウソ

2-2-06-15s

[コメント] 今回の失敗は、フィギュアのところに書いた負傷兵を引っ張り出そうとしている兵士でしょう。そして失敗というより最大のアクシデントがありました。それは、ハノマークにエアーブラシしている時になんとアクリル塗料を模型の上にボッタリこぼしてしまいました。これは一から再作製かと思いましたが、何とか気を取り直して、溶剤でひたすら拭き取りました。その結果が上の画像です。これがラッカーなら一巻の終わりでした。