「闇夜の前進」

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[設定状況] 初日の大渋滞による時間のロスを取り戻すため真夜中にランツェラートを発ったパイパー戦闘団はブッフホルツの村へ向った。闇夜の道の両側に降下猟兵が白いハンカチを持って車輌を誘導した。たまたま、アメリカ兵の遺体の載ったままのジープの横に立った兵士はその遺体をじっと見つめていた。明日は我が身か・・・

1.全景

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[コメント] 98年7月頃作成。ベースは前3作と同じくベニヤ板と角材で自作しました。今回は走行中、泥濘状態という二つの点がポイントでした。走行中という設定なので、ある程度車間距離を開ける必要があり、ベースサイズは今までで最大となりました。

2.ベース細部(1)

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[コメント] 今回のベースは発泡スチロールの上に前作で使用したヘンケルジャパンのカベ補修材を使用しました。これはひけが少ないということで採用したのですが、やはり広範囲に塗るとわずかながらひけがあったものの粘土とは比べ物にならないくらいでした。前回はただ塗り固めただけですが、今回は泥濘状態の道ということでキャタピラやタイヤ痕を付けましたが、粘土系の材質と全然わけが違いました。粘土なら塗ってから直ちに痕を付けても全然問題なかったのですが、このカベ補修材の場合、泥のような状態になるのである程度乾燥してから作業しても、結局、かなりベタベタ状態となりうまく痕が付けられませんでした。ただ、今回の設定が泥濘状態だったので、まぁなんとかそれらしくはなりましたが。塗装はフラットアース、黒を薄めたものを適当に塗りたくってから、後からグンゼ斧水性カラーのクリアをそのまま塗ったのですが、なぜかところどころ白くなってしまいました。そこで再度、フラットアース、黒で塗った後に、水性ニスを塗りました。粘土と違い、このカベ補修材の場合何度塗ってもカベ補修材自体が溶けるということはありませんでした。道路脇の雪は、いつも通り重曹、ジープおよび木に降りかかってる雪はタミヤの情景スプレーを使用しました。周囲はバルサ材で囲っていて、他の作品よりかなり軽くなってます。またベース周辺は、木目の壁紙を使用しました。

3.ベース細部(2)

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[コメント] 走行中であるということを表現するために考えたのが泥の跳ね上げでした。この部分はエポキシパテである程度形を作ってから接着しその上からタミヤパテをなじむように盛り付けました。今回の車輌は、泥濘状態の中なのでカベ補修材を塗る時点で置いたので、カベ補修材で固めて固定したようなものです。

4.5号戦車パンター G型 (グンゼ M25)

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[コメント] グンゼのAFVを初めて作成しました。ハイテックモデルとして売られていた頃を知らないのですが、タミヤで省略されていた細かい部分がモールドされていたりして、タミヤ用のショーモデリングのエッチングパーツを使用したのですがかなり余ってしまい、ストレートで組んでもかなりいい出来だと思います。しかし気になる部分が大きく2点ありました。一つは部品分割に少し難があると思います。転輪部分などでタミヤが一体としているような所をおそらく実写と同じように分割していたりして作製上手間がかかる部分が多々ありました。もう一つはヤークトパンターなどと部品を共用するためでしょうが、あまりにも不要部品が多すぎます。中には紛らわしいものもあるのでもう少し工夫して欲しいものです。塗装はダークグリーンをベースにした3色迷彩で特筆すべきことはありません。車体丈夫に載せているのは、トミーから出ている鉄道模型用の木に適当に小枝を付けたものです。ただそのまま使用するとあまりにも色が鮮やかすぎるので、黒を薄めた水に一旦浸けてトーンダウンさせました。まぁ、この偽装用の木ももっといい材料を探す必要がありますけど、今回はテスト使用です。キャタピラはタミヤのものに替えましたが少し長いようです。最後にこのモデルは指揮車仕様なのでアンテナ形状が違っているのですが、速い段階でベースに固定させてしまったためにこのアンテナを何回折ったことでしょうか・・・

5.4号戦車 J型 (タミヤ MM181)

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[コメント] タミヤのエッチングパーツを使用しただけでほぼストレートに作製しています。このモデルは、J型でも初期型ということなので、同じくタミヤのH型の車体側面のシュツルエンを取り付けました。ツィリメントコーティングは、付属の説明書どおりにタミヤのポリパテとレザソーで行いました。砲塔側面のターレットナンバーですが、この部分はちょうどリベットのある部分なんですが、マークソフターのおかげでなんとかデカールを張ることが出来ました。

6.シュヴィムヴァーゲン (イタレリ 313)

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[コメント] 古いモデルなのですが、ショーモデリングのエッチングパーツと一緒に買い置きしてあったので作製しました。やはり全体的に甘いです。幌部分はティッシュで覆ったのですが、のっぺりしてしまい失敗です。前面のタイヤも同じくティッシュで覆ってますけど、こんなもんでしょう。このモデル、付属品として自転車と女性通信隊員(?)が付いていて今やそちらの方が貴重かも・・・

7.ジープ・ウィルスMB (タミヤ MM15)

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[コメント] これもタミヤのMMシリーズの極初期の製品で古いモデルなのですが、やはりエディアルドのエッチングパーツと一緒に買い置きしてあったので作製しました。初めてのクラッシュモデルで、ボンネット部分はアルミ板で自作しました。フロントパネル部分とバンパーは溶けるのを気にしながらロウソクで熱して無理矢理曲げました。前輪の片方もパンク状態にしたのですが全然わからなくなってしまいました。

8.フィギュア

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[コメント] 今回のフィギュアは、全部で6体と今までで一番少ないのですが、ポーズを決めるのに結構苦労しました。今回の主役(?)の降下猟兵はジャガーのレジン製でハンカチを持ってる左手を改造しています。ちなみにハンカチはティッシュです。パンターの戦車兵のみストレートでヘッドホンのコードのみ追加してます。シュヴィムヴァーゲンの後部座席の指揮官と4号戦車の戦車兵は胴体部分、両手、下半身ともストックから適当なものを組みあわせた上でさらに手を曲げるなどの改造をしています。指揮官の迷彩服のフード部分はサランラップです。この2人およびシュヴィムヴァーゲン運転手、ジープの遺体はすべてホーネットのヘッドに変えています。ジープの遺体はジープ・ウィルスMBに付属していたものを改造したのですが、ハンドルにもたれかけさせるために実はすごく胴長になっています。それと背中に3発、弾痕が開いてるのですがわからなくなってしまいました。

9.今回の失敗&ウソ

[コメント] 今回の失敗は、やはりジープです。半年ほど使っていなかったタミヤの情景スプレーを吹いたところ、もっと薄くしたかったのに、あっという間に真っ白になってしまいました。ジープの後部のフレーム部分に継ぎ目があってこれを隠すためにネットを載せたんですけど、フロントウィンドウが吹っ飛ぶ位、衝突してるのになぜこのネットはそのままなのかという疑問もあります(笑)。