「ダイ・アナザー・ディ」

"Die Another Day" (2002)

人工衛星のよる地上攻撃というアイデアは、「ダイヤモンドは永遠に」、「ゴールデンアイ」と今回で実に3回目です。もっとも映像的には、隔世の感がありますけどね。様々な仕掛けを秘めたボンド・カーが活躍するのは、お約束的とも言えることなんですが、敵も同様な車を用意して、ボンド・カーと対決するというのは、シリーズ初めてのことです。さて、今回の敵ですが、私的な悪の組織ではなく北朝鮮という実存の国に属し、あまりにもタイムリーで北朝鮮からも抗議が出る程で、いわば「問題作」と言えるでしょう・・・

(1) アストンマーティン・ヴァンキッシュ (CORGI)

20-01-01.jpg (40524 バイト)

うーん、これはCORGIにしては、少なくともギミックは手抜きか?とも思えますね。同サイズのDB5の様々なギミックに対し、これはフロント部分のミサイルが出てくる(飛びません)だけ。ちょっと寂しいです・・・

(2) アストンマーティン・ヴァンキッシュ (Beanstalk)

20-02-01.jpg (37181 バイト) 20-02-02.jpg (25363 バイト) 20-02-03.jpg (34542 バイト) 20-02-04.jpg (23054 バイト)

このメーカーは、OO7コレクションとしては初めてです。サイズも1/18と大きく、画像のようにギミックも満載です。同社からは、1/16サイズのラジコンタイプのものも発売されてましたが、ギミックは付いてなかったようです・・・

(3) ジャガー・XKR・ロードスター (Beanstalk)

20-03-01.jpg (26374 バイト) 20-03-02.jpg (21647 バイト) 20-03-03.jpg (23143 バイト) 20-03-04.jpg (34626 バイト)

(2)と同メーカーによる同シリーズです。初のボンド・カーと同様に秘密兵器満載の敵の車です。でも、ふと思います。ボンド・カーの装備のほとんどが敵から逃げるためのもの、それじゃ、この車の装備は何のため??・・・ま、細かいことは考えないでおきましょう(笑)

(4) フォード・サンダーバード (Beanstalk)

20-04-01.jpg (25448 バイト) 20-04-02.jpg (34347 バイト) 20-04-03.jpg (25227 バイト) 20-04-04.jpg (26630 バイト)

(2)と(3)と同メーカーによる同シリーズです。ジンクスの車ですが、特別なギミックはありませんね。ところで、この映画の主役と準主役級の3人がそれぞれ、イギリスの老舗自動車メーカーのアストンマーティン、ジャガーそしてアメリカの大手フォードと3つの異なるメーカーの車に乗っているわけですが、実は資本的にはアストンマーティンとジャガーは、かなり以前にフォードの傘下になっています。企業の影響が垣間見えますね・・・

(5) ジェームズ・ボンド (SIDESHOW TOY

サイドショートーイとしては極最初の商品だったと思いますが、ブロズナンの特徴をよく捉えていると思います。他の人物もこの調子でいって欲しかったんですが・・・

(6) アストンマーティン・ヴァンキッシュ (Playing Mantis)

トミカサイズのヴァンキッシュです。もちろん、なんのギミックもありません・・・

(7) SKI-DOO MXZ REV Sport600 H.O. (Playing Mantis)

(6)と同じくトミカサイズです。いわゆるスノーモービル(ボンドも敵から奪って乗りましたが)ですが、なぜ、ザオのジャガーじゃないのか?という気がします・・・

(8) ジンクス (SIDESHOW TOY

顔の造形は、ちょっと子供っぽいですね。映画の中でのジンクスの身分は、アメリカ国家安全保障局員(NSA)。このNSAは、アメリカの機関としてはかなり非公開な部分が多く(それゆえ様々な映画の題材になるんでしょうね)、エシュロンを運営してるともいわれていて、電子機器を使った諜報活動を担当しているそうです。ですからジンクスのようなエージェントは、いないんじゃないかな・・・

(9) ザオ (SIDESHOW TOY

歴代のボンドの敵の中でも印象に残る容姿です。でもダイヤモンドなんかそんなに皮膚に付いたままになるか?と疑問ですけどね。私的に残念なのが、ボンドとの対決は、車対車がメインだったのでザオというキャラの必然性がなかったように思えたことですね・・・