「オクトパシー」 |
"Octopussy" (1983) |
ボンド・ガールのモード・アダムスは、「黄金銃を持つ男」に続いての2回目の登場です。(と言っても役は全然違いますが)OO7シリーズでヒロインとして2度も登場するのは初めてのことです。彼女が率いる美女だけの盗賊団というのが、いかにも映画OO7的設定です。アメリカ軍基地で核爆弾を爆発させるという発想は、現実的な陰謀ですけど、フレデリック・フォーサイスの「第四の核」とそっくりです。ラスト近くでピエロに扮するロジャー・ムーアはちょっと情けない。そうそう、モード・アダムスは、タイトルの「オクトパシー」を口にする度に赤面しそうになったそうです。(敵役のルイ・ジュールダンの作中での発音もね・・・)「ゴールドフィンガー」のプッシー・ガロアもそういう話がありました・・・ |
(1) LP
メイン・テーマはリタ・クーリッジ。もちろん、LPのジャケットのように劇中で8本もの腕が出てくるわけはありません・・・
(2) メルセデス・サルーン (CORGI)
このミニカーは面白いというか、「オクトパシー」のミニカーと銘打って売らないと不良品でしょう。ギミックはないんですけど、映画の中でバリケードでパンクした後で線路を走るシーンがありまして、その時の状態ということでなんとタイヤが付いてません。こんなミニカーはないんじゃないでしょうか・・・?
(3) 「OO7映画大全集」 (近代映画社)
「オクトパシー」公開時に発刊された雑誌「スクリーン」の増刊号です。「オクトパシー」の紹介を中心にそれまでのシリーズの映画の紹介をしています。
(4) ポストカード