「ムーンレイカー」 |
"Moonraker" (1979) |
「カジノ・ロワイヤル」を除く、原作のOO7シリーズ最後の長編をテーマにした作品です。もちろん内容は全然違います。この映画の最終舞台は、とうとう行き着くところまで行ったという感のある宇宙空間。前回の「私を愛したスパイ」のエンド・クレジットで次回作は「ユア・アイズ・オンリー」としていたのを変更までして作成された背景には「スターウォーズ」の成功があるそうです。スケールの大きさとは反対に、内容的には・・・。ジョーズも巨漢の殺し屋から笑わせ役になってしまってます。しかしながら、アポロ計画以来の大プロジェクトであるスペースシャトルを題材にしたことで、それまでボンド・シリーズには冷ややかだったアメリカで受けたため興行的には大成功しています。原作の中で敵のヒューゴ・ドラックスが自分の正体を話すところで、フレミングが故意にそう著したのかわかりませんが大きな誤りがあります。ドラックスが所属していたという第150戦車旅団はアメリカ軍の戦線を突破するなどという活躍はしておらず、また指揮官のオットー・スコルツェニーは当時、大佐でなく中佐でした。詳しくは、Kampfgruppe Peiperの(5)グライフ作戦を参照してください。 |
(1) LP
メイン・テーマは、3度目の登場のシャーリー・バッシーがバラード調で聞かせてくれます。シャーリー・バッシーのこの3回もの起用は、今のところ記録ですね。
(2) ムーンレイカー(童友社)
スペース・シャトルの発射ブースター付きの1/288ムーンレイカー号のインジェクションキットです。スペース・シャトルの模型としてムーンレイカーのデカールが付いているだけのようです。付属のフィギュアはボンド(ショーン・コネリー)とグッドヘッド(ロイス・チャイルズ)とジョーズ(リチャード・キール)が付いており、その他の付属品はありません。
(3) ムーンレイカー (CORGI)
CORGIは、こういうアイテムを出してくれるのがさすがです。付属のフィギュアはドラックスです。このムーンレイカーには映画には出てこなかった人工衛星が付属していて、ムーンレイカーの中に収納することが出来ますが、意味不明です。
(4) 「MOONRAKER」
これは、アメリカへ旅行へ行った時にたまたま買ったもので、日本では「ムーンレイカー」公開前でした。映画のパンフレットみたいなもので、当然、中身はすべて英語です・・・
(5) ポストカード
(6) ジョーズ (SIDESHOW TOY)
SIDESHOW TOYのこのシリーズのフィギュアですが、1/6サイズということで他のフィギュアはすべて12インチサイズフィギュアとなっています。ところがさずがにこのジョーズだけは、同じ1/6でも14インチサイズと一回り大きくなってます。