「私を愛したスパイ」 |
"The Spy Who Loved Me" (1976) |
前回の「黄金銃を持つ男」の評判の低さと10作目という節目を受けて、特にスケール・アップ、パワー・アップされてます。この作品、原作ではボンドが主人公ではなく、偶然ボンドに助けられた女性が主人公で少しポルノチックでもあり異色な作品です。アメリカとソ連を相互不信にさせて戦わせるという発想は「OO7は二度死ぬ」と同じです。したがって、前9作の映画がある程度原作に沿っているのに対しタイトル以外は全く違う内容です。次回作にも出演するリチャード・キール演じるジョーズですけど、故ジャイアント・馬場にも出演依頼の話があったそうです。もちろん、断ったわけですけど非常に残念です・・・ |
(1) LP
メイン・テーマはカーリー・サイモン。冒頭のシーンは、「女王陛下のOO7」以来のスキー・アクションで、この時の曲は「ジェームズ・ボンド77」。ディスコ調でノリがいいですが、残念ながらこの映画のみの使用です。(77と付いているので当たり前か)
(2) ロータス・エスプリ (CORGI)
アストンマーチンDB5と並ぶボンド・カーの代表で、数多くのアイテムが発売されています。ギミックとして、潜水艦タイプに変わるのと、リア・パネル部分から一度に4個のロケット(?)が飛び出します。潜水艦に変わるのは、この車の目玉ですから、当然でしょう。付属のフィギュアは、ジョーズですが、B級ホラーの怪物です。しかし、これがジャイアント・馬場だったら・・・・
(3) ロータス・エスプリ (CORGI)
いわゆるトミカサイズのロータス・エスプリで何のギミックもありません。フロントのOO7のロゴはシールです。以前あったのは覚えていたんですが数年間行方不明になっていて、引越で埃塗れになっているのを発見しました。これからは大事にしてあげましょう・・・ (^^;
(4) ストームベルグ・ヘリコプター (CORGI)
フィギュアは、ナオミ。水中からロータスにミサイルで撃墜されたヘリですけど、ボンドを追跡中にウィンクをしてみせたり、確かに印象に残ってますね・・・
(5) ロータス・エスプリ (Playing Mantis)
Playing Mantis社というところが、トミカサイズのブリスターパックで10種類を一斉に売り出したものの一つです。同じミニカーでも中に入っているカードが違います。もう言うことないです。「私を愛したスパイ」では、あと、カワサキのロケット・サイドカーくらいでしょうか??当時騒がれた水上バイクは、今じゃ全然珍しくないですからね・・・
1/16サイズで特別なギミックはありません。後部ドア内部にクッションのために紙が入っているので取り除くために、取り出してみました。車は、内部の台になんと3本のビスで固定されています。可動部分は、前部ボンネット、後部ドアと開けてませんが左右のドア、そして前輪だけです。
(7) ロータス・エスプリ (CORGI)
中身は(2)と全く同じでギミックも同様です。
(8) 「私を愛したスパイ」 (エクスクルーシブトーイズ)
6インチサイズのフィギュアです。パッケージがブリスターとなってます。3体に共通なのが台とワルサーP38。ワルサーP38がなぜ3体に共通なのか謎です。ボンドには、さらにユニオン・ジャックのパラシュートとそのバックパックが付いてます。まさか本当に投げてパラシュートで降りてくるとは思いませんが(笑)スキー板とストックも欲しかったです。アニヤは赤軍の制服というのは渋い選択です。こちらもどうせなら帽子も欲しかったです。ジョーズは、結局サイズ的には、ボンドとアニヤと同じです。顔はコミックですな・・・
(9) ポストカード
(10) Telephone Repair Van (Playing Mantis)
この車、劇中の前半部分では意外と活躍してますね。もっとも、運転したのは、ジョーズとタニヤだけですけど、ジョーズはこの車にぶつかられて・・・やっぱり不死身・・・
(11) Q (SIDESHOW TOY)
OO7シリーズの映画の中でなくてはならない存在のQですが、なぜ「私を愛したスパイ」として?です。まあ、確かに円熟味が増してきた時期ではありますが・・・付属品は、「ロシアより愛を込めて」で使われたアタッシュケースとAR-7。アタッシュケースには、金貨の入っているギミックまで付いてます。