「ゴールドフィンガー」 |
"Goldfinger" (1964) |
OO7シリーズの映画の方向性を決めたとも言える作品です。この映画は考え様によっては原作より現実的なんですね。映画では、ゴールドフィンガーはコバルト爆弾を使用してアメリカの保有する金を汚染させて無価値として、自分の金の価値を高めようとします。ところが、原作ではアメリカのギャング団を総括して、何千トンもの金塊を運びだそうとするのですから・・・ |
(1) LP
テーマ曲「ゴールドフィンガー」といえばシャーリー・バッシー。シャーリー・バッシーといえば「ゴールドフィンガー」と言えるまでなったインパクトがあるテーマです。また、この作品でアストン・マーティンDB5もボンド・カーということで決定的に印象づけられました。
(2) 1/24 アストン・マーチンDB5(童友社)
アストン・マーチンDB5の模型です。ギミック(仕掛け)は、タイヤの車軸のスピンナー、後部座席の防弾板、車体前部のナンバープレート(後部は動かない)が可動になっているだけです。付属のフィギュアは、ボンド(ショーン・コネリー)とオッド・ジョブ(ハロルド・坂田)。アクセサリーとしてアタッシュ・ケース、サイレンサー付きのワルサーPPK、AR−7、そして小型レーダーが付いてます。
(3) アストンマーチン・DB5 (CORGI)
DB5のミニカーです。金色というのが難ですけどね。ギミック(仕掛け)は、ルーフが開き助手席が飛び出す、バンパーが飛び出す、後部座席の防弾板の上下、車体前後部のナンバープレートが回転します。模型よりもギミックが凝っています。付属のフィギュアもダイキャスト製でこのオッド・ジョブは・・・(^^;
(4) アストンマーチン・DB5 (CORGI)
(3)と同じDB5のミニカーです。(3)との違いは、車体の色と、後部タイヤに付いていたスピンナーがないくらいで、あとは同じです。悲しいかな、中身が同じとわかっていてもパッケージが違えば買ってしまうのがコレクターの性です・・・
(5) フォード・T5(?) (Playing Mantis)
Playing Mantis社というところが、トミカサイズのブリスターパックで10種類を一斉に売り出したものの一つです。同じミニカーでも中に入っているカードが違います。金箔を塗られて殺されたジル・マスターソンの妹、テリー・マスターソンの乗車です。(車種名が全然自信ありません(^^;)アイテム選択としては、結構マニアックだと思いますね。アストンマーティンDB5による最初の犠牲車ですからね。ゴールドフィンガーのロールス・ロイス・ファントム337でもよかったな・・・
(6) アストンマーチン・DB5 (AUTO art)
1999年に「ゴールドフィンガー公開30周年記念モデル」なるものが、(おそらくCORGI社)発売されたそうです。最初、そのモデルかと思いましたが全く違うそうです。サイズ的には1/16サイズと、私の所有しているDB5の中では最大のサイズですが、なんらギミック(ボンネットやドア以外)はありません。どうやら、通常のミニチュア・カーのパッケージをOO7としただけのようです。
(7) 「ボンド・ガールズ」 (エクスクルーシブトーイズ)
6インチフィギュアのボンド・ガールのシリーズのうちの2つです。左よりジル・マスターソン、プッシー・ガロアです。ジル・マスターソンは金箔を塗られた状態で、顔はちょっと怖いです。マイアミのホテルで使用していた双眼鏡が付属しています。プッシー・ガロアは、3人の中では一番似ていると思いますけどこちらは少し顔が優しすぎるかも、S&Wとプッシー・ガロア空中サーカス団の看板が付属しています。
(8) 1/12 ジェームズ・ボンド&オッド・ジョブ(エアフィックス)
エアフィックス社の再版模型です。ポーズ的には、ジェームズ・ボンドが、銃(どうみてもモーゼル自動拳銃。そんなの使用したか?)を持って走っているところ。オッド・ジョブが山高帽を投げようとしているところで、パッケージの写真とは全く違います。以下は制作記です。
最初は、ジェームズ・ボンドです。一番右を見てもらえばわかるように顔は全然ショーン・コネリーに似てません。誰だかわからない謎のおっさんです(笑)。まず、工作ですがやはりモーゼルは意味不明なので、PPKらしく改造しました。握っている手の親指がどうも変なのでそこはエポキシパテで親指を再作製。部品のかみ合わせは最低といったところで、すべての接合面をパテで修正する必要がありました。台も付いてましたけど、足の位置がぜんぜん合っていないとお粗末なもので木製のものに変更してます。塗装ですが、顔は、このスケールになると、目の部分が非常に目立つので黒目の中に白い点を入れてます。その他、グラデーション等はいつもやっている1/35のフィギュアと同じやりかたでしました。おかげでスケールが大きい分、粗も目立ってしまいます・・・(^^;・・・スーツ、ネクタイ共に黒にしようとしましたが重なっている部分で区別がつかなくためスーツの方はジャーマングレイを使用。ショーン・コネリーがどんな色の靴下を履いていたのか謎だったので靴下は、勝手に判断してフラットブラックにし、靴は同じ黒でグロスにしています。
次が、オッド・ジョブです。ジェームズ・ボンド同様、誰だかわからない謎のおっさんです(近所にこんな人がいるという噂が・・・)。オッド・ジョブ(というよりハロルド・坂田)の顔の特徴は、1.頭が五分刈り、これはさすがに筆ではどうしようもないのでマスキングをしてフラット・ブラックでエアー・ブラシしました。2.顔と言うより頭の形が西洋なし型、このことは、とんでもなく模型と実物と違っているところで修正しようかと迷いましたが、あくまでエアフィックスのオッド・ジョブということででそのままにしました(^^;。3.眉毛が薄くて短い、これは口髭もそうなんですが、フラット・ブラックでそのまま塗装しました。4.目が細い、これもモールド通りに塗装して写真の通りです・・・・あとの塗装ですが、スーツ、ネクタイ、山高帽がフラット・ブラック、ズボンはニュートラル・グレイ、靴はグロス・ブラックです。
(9) 「ゴールドフィンガー」 (エクスクルーシブトーイズ)
(7)と同じくエクスクルーシブトーイズのブリスターのフィギュアです。実は、あとジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)とオッド・ジョブ(ハロルド坂田)の2体があるのですが、手に入りませんでした。このゴールドフィンガーはなぜか1体だけ売れ残っていて、これ1体しかないということで割り引いてくれました・・・(^^;・・・なぜかワルサーP38が入ってます。
(10) ジェームズ・ボンド/オッド・ジョブ(童友社)
これは、(2)のアストン・マーチンDB5の模型からフィギュアのみを取り出したもののようです。付属品まで全く一緒。サイズも同じく1/24です。
(11) アストンマーチン・DB5 (CORGI)
新たにパッケージを一新したシリーズの一つです。各パッケージにはどの映画のものかプリントがあります。中は(4)と同じです・・・
(12) アストンマーチン・DB5 (Playing Mantis)
(2)のシリーズと同様にPlaying Mantis社から発売されたトミカサイズのカード付きブリスターパックの6種類のうちの一つです。まぁ、アストンマーチンしかないわけですね・・・
(13) ポストカード
(14) オッド・ジョブ (SIDESHOW TOY)
サイドショー・トーイによる12インチフィギュアです。付属品の選択といい、期待のシリーズです。顔の作り込みもがんばっているんですが、このオッド・ジョブ、かなりのガン黒であります(笑)
(15) ジェームズ・ボンド (SIDESHOW TOY)
(14)と同じサイドショー・トーイによる12インチフィギュアです。オープニングのタンクを爆破するために潜入したときの姿ですね。このスエットスーツの下に白のタキシードは着ていません。でも、オープニングも改めて見ると変ですね。潜入した基地は、すぐ横に味方がいる酒場があるくらいのところなのに、なんでわざわざ水の中から、潜入するのか?・・・(^^;
(16) プッシー・ギャロア (SIDESHOW TOY)
(14)、(15)と同じサイドショー・トーイによる12インチフィギュアで初のボンド・ガールの登場です。顔の造形は、「奥様は魔女」みたいなんですが(笑)・・・プッシー・ギャロアに対するボンドの迫り方は、やはりコネリーならではのような気がしますね。時代を感じさせます・・・
(17) アストンマーチン・DB5 (AUTO art)
(6)と同じメーカーによる同じサイズ(1/16)のDB5です。こちらは、4つ目の画像を見てもらえればわかるようにギミックをフル搭載してます。(6)の方は一体何なのか?と言いたくなります。ところが、このミニチュアカー、大きな一つ謎がありまして、ルーフが開いたままなのです。欠品なのか?開いたままという仕様なのか?わかりません・・・