エピソード15 「ハルマゲドン」より

「クルツ、でかしたぞ!」製作記

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1. 全景



[コメント] 2011年6月頃作成。一番左が、Story編の原画となるわけですが、このシーンの遠近感だと、2番目のような構図となりますが、そのためには3番目の画像のようなスペースになってしまいます。なので、ここは思い切り、距離を詰めて配置(これだけ近いと、わざわざジェリ缶に入れなくても直接、戦車へ給油できそうですが(^^ゞ)。空いたスペースには、原画にはないシュヴィムヴァーゲンとバイクを配置して、同じく原画にはない人物を配置しています。春頃の東部戦線ということで、雪解けの泥濘状態としてます。ベースは、発泡スチロールの上に紙粘土を貼り付けて、適当にキャタピラやタイヤ跡を付けた跡から、薄いフラットアースとフラットブラックを塗りつけて、最後に水性のニスを塗るという、今まで何回もやった方法。実は、もう一色くらい茶色ベースの色で変化を出そうとしたんですが、かえって不自然に見えたので、やっぱりフラットアースとフラットブラックの二色のみ使用しました。

2. パンターG 後期型 (タミヤ)

[コメント] 今回のタミヤのG後期型を使用。少なくとも原画からは、何型か判断できませんが・・・。エッチングは、買い置きしてあったタミヤとショーモデリングのものを使用。ショーモデリングのエッチングですが、車体後部の排気筒やジャッキの固定具、砲塔周りや車体側面部のキャタピラ止めなど明 らかにサイズの合わないものが多くて、大変でした。(間違いなく後期型用じゃなかったんでしょうね・・・)砲塔周りや車体後部のキャタピラはカステンの物を使用。本体は付属のベルト式のものです。今回は、雪解け時という設定なので、ほぼ冬季迷彩を落としたけど、完全じゃないというイメージに挑戦しました。通常通り、三色迷彩を行った後、エナメルのフラットホワイトである程度、上塗りをした後に、ウォッシングを兼ねて、薄いフラットブラックとレッドブラウンの液でホワイトを落とすということを行いました。これだけ、エナメル溶剤を多用しても大丈夫か?という心配は、最後にアクシデントが・・・本体をベースに取り付けてから、フィギュアの配置の調整なんかの為に、砲塔が邪魔で何回も取り外ししていました。そうしてほぼ完成となった時、砲塔左側面のキャタピラのガイドがほぼ取れて無くなっているの気付きました(T_T)。そこで、急遽、目に付いたのが、ネット。それで隠しています(^^ゞ。あと、久々に黒騎士中隊のエンブレムのデカールを作成。車体前面のデカール、ちょっとでかかったかも。そして、後部の燃料注入口のキャップ部品、行方不明です(^O^)

3. ZIS-5V 燃料トラック (FORT)

[コメント] このキット、行き付けの模型店で偶然見かけた物で、このキットを見つけていなかったら、今回の作品は作らなかったと思います(もっとも、原画では、6輪のトラックですが・・・)FORTというロシアのメーカーのようですが、箱側面を見る限るソヴィエトのトラックばかりのキットしかないようで、4作目がこの燃料車のようです。(輸入・販売はバウマン)ひけやすきまが多く、溶きパテで埋めつつ素組です。最大の問題は、給油ホース。付属品は、すぐにでも経年変化を起こしそうなビニール製で、何とか代用品はないかと考えてました。こういう時、やっぱりサークルのメンバーはありがたいもので、ハンダを使えばどうかという意見をもらって早速、採用。なんとか、それらしくなってます。

 4. シュヴィムヴァーゲン (タミヤ)

[コメント] タミヤの新しい方のシュヴィムヴァーゲンです。フロントの予備タイヤをティッシュでくるんだ以外は、全くの素組。それどころか、しばらく放置しておいたので、フロントガラスのクリアパーツが行方不明。割れてなくなったのだと、自分に言い聞かせて、取り付けてません(^^ゞ

5. ツェンダップ (タミヤ)

[コメント] タミヤの極初期の製品に、買い置きのあったエッチングと真鍮線でディティールアップ。こんな泥濘の中でバイクが立ってられるのか?という質問には、答えられません(^O^)

6. フィギュア

[コメント] タミヤ・ドラゴン・ファインモールド・ミニアート等の組み合わせです。一応、砲塔のキューポラから顔を出しているのは、クルツですが、いつのまにか、右の襟章が取れてます(>_<)。国防軍の迷彩の細線は、ボールペンなんですが、再考の余地がありそうですね。この作品で、実は一番どうしようかと考えていたのが、ジェリ缶から出る燃料です。結局やったのが、透明ランナーをろうそくで炙って伸ばすという方法。昔からある方法ですが、1回だと真っ直ぐなままなので、それを再度炙ると、良い感じに縮んでくれたので、それをカットして使用しました。

7. 今回の反省

[コメント] 老眼のせいで、フィギュアの詳細は苦しい〜〜・・・(^^ゞ