エピソード11 「必殺砲撃戦 パックフロント」より

「野戦レストラン」製作記

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1. 全景

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[コメント] 2000年8月頃作成。一番右が、Story編の原画(?)です。前々回のエピソード5のディオラマの失敗(?)を教訓に元々劇画中に登場していない物も今回配置しました。中心となるフィールドキッチンとパンターの位置から予想以上に大きなベース(約25cm×35cm)になり、一時期、車輌はフィールドキッチンだけのビネットにしようかとも考えました。でも、パンターを2号車にしてしまったので、今度いつ登場する機会があるかわからないので、結局このような形に。ベースの形を変えれば?というアドバイスも頂きましたが、収納時に困るのでやっぱり四角です・・・

2. フィールドキッチン (タミヤ)

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[コメント] 今回の主役のフィールドキッチンです。これはやっぱりディオラマ用アイテムでしょうね。フィールドキッチンの大ファン・・・なんていう人は少ないでしょうしね(笑)。すでにカタログ落ちして久しいし、スポット生産も全然ないようですので、プレミア品でも手に入れなければどうしようもない・・・というような話を行きつけのK模型で話したら、なんとあるということでラッキー!多少箱が潰れていましたが、中身は問題なし。しかも値段は当時のまま(700円)、感謝感謝です。シングルモーターライズの戦車まで載っているミニカタログも付いてました。製作は全くの素組ですが、左の画像のトレーラーは、元絵が若干傾いているので(キットのままだと水平になる)そのようにしています。鍋の中身は、細かく切ったランナーを大量に入れた上に木工用ボンドを流し込み、グンゼの艦底色(つやあり)で塗っています。右の画面のリンバーは、ベースの空間を埋めるために急遽作成したもので、やはり素組です。

3. パンターG 初期型 (タミヤ)

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[コメント] 脇役のパンターです。今回はタミヤのG初期型を使いました。元絵では、アゴ付の後期型となっているんですが、アハトゥンク・パンツァーによるとアゴ付は、ツィメリット・コーティング廃止後に生産されているのでおそらく、元絵のような車輌は存在しないのではないかと思います。というわけで前期型を選択、ツィメリット・コーティングはショーモデリングのコーティング・ペーパーを使用しました。車体前部のボールマウント部分なども全部型紙に付いているんですが、どう考えたって曲線部分は無理なので、部分的にポリパテを使用しています。この型紙、2回目の使用なんですがこれから初めて使う人のために一言、型紙の色が塗ってある部分を鵜呑みにしてはいけません。ともかく大きめに切って接着してから余った部分をカッターで切り取るというのがコツだと思います。それでそのままだと、やっぱりロールアウト直後になってしまうので、ところどころカッターで穴を開けたり端を切ったりして剥がれ落ちたようにしてみました。もちろん接着前にしなければだめです。エッチングはエデュアルドを使用しましたが、なんか工具の取り付け金具が大き過ぎるような気がします・・・ワイヤーなんですが、やはりアハトゥンク・パンツァーで左から2番目のような板で止めている写真があったのでそのようにしてみました。ワイヤーは、鉄道模型用の1.2ミリの布巻線という真鍮製のものを使用しています。若干渦巻き模様が角度が浅いんですが、付属のワイヤーの端部分に穴をあけて取り付けるだけで自由に曲げられるのが気に入ってます。キャタピラは、予備だけカステンを使用して本体はキット付属のものです。ほとんどサイドスカートに隠れてしまってますんでね。サイドスカートは、一度前部切り離してから取り付けました。ところが、もともと切れ目部分があるんですが、これが結構太くてその通りに切っていざ取り付けるとかなり隙間が開いてしまいました。これは誤算でした。今回の目玉(?)が苦節3日間もかかって、ようやく完成した自作デカール。ネット上でデカールの作成方法を紹介しているページは結構あるんですけど、私が買った現時点の最新のMD-5500で作成したという記事は皆無。従って一応他の記事を参考にしながら試行錯誤の連続。ここで詳しく書いても、持ってない人には訳の分からない話になるので、またの機会に別途紹介します。まぁ、これから黒騎士エンブレムの塗装で困ることはなくなったので、製作に弾みを付けたいところです・・・・さて、今回悩んだのが、コーティングが剥がれた個所の塗装。どうなっているかは、kimkimさんにお伺い。下地は錆止めプライマーのはずですが、さて何色?以前のAMの記事にプライマー塗装のみのヤークトティーガーの記事があり、それによると艦底色(ハルレッド)みたい。その通り剥がれた個所に塗ると、余りにも目立ちます。仕方がないので、強めにバフをこすりつけてます。それにしてもコーティングシート、塗装してしまうとイマイチ彫りが浅いですねぇ。スケールから言うとこれくらいになるのかも知れませんが、模型的効果からすると、やはりもう少し深い方がいいかも知れません。足回りの泥ですが、画材店で見かけた、コースパミスゲルというのを使用してみましたが、若干オーバースケールのような気がします。これはこれから研究です・・・・・・(^^;

 4. フィギュア

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[コメント] 炊事兵は、レジンと思い込んで買ったピューター製。この人は元第25戦車連隊長の中佐だそうで、クルスク戦による考課で炊事兵に降格になりました(ウソです(笑))まぁ、この体格のようなフィギュアが他に見当たらなかったということでの採用です。後は、ドラゴン、タミヤにホーネットの顔の組み合わせです。バウアー大将は、以前AMSNで書いたように将官クラスのフィギュアが見つからなかったので、シュタイヤー・コマンドヴァーゲンの付属フィギュアからの徴用、無理やり立ちポーズにしています。見えにくいですが、フィギュアの持っているフォーク、スプーン、バウアーの持っているオタマは、アベールのエッチングを使用してます。クルツやシュルツらが持っている飯盒のフタは自作です。アルミパイプを細かく切って変形させて底へプラ板をつけました。最初、ドラゴンの付属品の飯盒の大きさに合わせて作ってみたんですが、実際フィギュアに持たせてみると異様に小さいんです。それで、手の大きさに合わせて飯盒の大きさを決めました。やっぱりこれもデフォルメになるでしょうね・・・また、バウアーと炊事兵が付けているエプロンは紙です。

5. その他

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[コメント] 果物や野菜などの小物はすべてバーリンデンのレジン製のもの、砲弾ケースは、タミヤのドイツ戦車兵砲弾搭載セットに入っていたものと、アカデミーの戦車装備品セットのものです。かなり形状が違います。ドラム缶とジェリ缶はタミヤ製。謎の生物(?)はカラスとスズメのつもりなんですが・・・(^^;1ヶ月半ぶりのアップです。ようやくフィギュアのポーズだけが完成。

6. 今回の反省

[コメント] なーんか寂しいんですよね。なんとか、元絵にあるもの以外を空間に配置したんですが、何ともねぇ・・・やはりもう2〜3体フィギュアがあった方がよかったかも・・・